2018.7月 西日本豪雨災害・真備入り

2018年07月13日 19時54分 ブログ

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今回の災害を受け、急遽でしたが被災地の一つである真備のあるお宅へ作業のお手伝いに行きました。
経緯や詳細は記載しません。
現地と連絡を取り、現地の邪魔にならない様に段取りをして向かいましたので、悪しからず。

今回のブログでは個人的な感想は省きます。
その代わり、一連の流れで感じた留意点を。
性格故、表現が不快と感じられる方もいるかも知れませんので、読むなら自己責任でお願いします。

●支援物資を提供の際は「新品(物によりますが)・箱詰状態・内容表記」を徹底して頂きたい。
これは集める側の周知不足が原因でもあるので、改善点として。
封の開いた生理用品や袋詰めの使い古した衣類等、渡される方の気持ちを考えると解決されるかと思います。
そして収集に回ってくれるボランティアの人がトラックで積み降ろしし易い様に箱詰・表記して頂けると、めちゃくちゃスムーズに動けます。
これは現地でも同じです。
物資の仕分けで恐ろしい程の時間と労力が使われます。
これから物資の提供をお考えの方は、是非ともご協力お願いします。
これは俺個人の考えですが、この手間を惜しむ人は持って行かなくて良いと思います。
渡して終わりじゃありませんよ、届いて使われるまでが責任です。

●現地での作業をする場合は装備をしっかりとして行きましょう。
現地の方は凄く気を遣ってくれます、自分が被災してしんどい立場なのに。
特に今回は夏場の作業、暑いのは解りますが、長袖長ズボンは当たり前、いつ何で怪我をするか解りません。
そんな事になれば余計に現地の方の心労が増します。
すでに現地で作業したボランティアから感染症等の発症が出ているという話も。
その人が病院に行って診察の待ち時間を増やしていては、二次どころか三次災害。
ご自身の為にもしっかり情報収集して万全の状態でボランティアとして活動して下さい。

●正義感アピールじゃありませんからね。
正直、自分がお店をしていなくてただの一参加者なら、いちいちSNSで発信しません。
これは、皆さんから支援金や物資を直接頂いた責任として報告までに記載しています。
これからも起こり得る災害、その時に皆がスムーズに動ければとても素敵だと思うので参考になればと思います。


3.11の時も被災から一週間後に物資を集め南三陸に現場入りした事があります。
その時は津波の被害で一面荒野でした。
そこに街があったのが想像出来ないくらい。
今回の災害はそこに暮らす人達の生活の跡がそのままに、被害の大きさを物語っていたのでよりリアルに感じて、正直堪えました。

3.11、そして今回も感じたのは、人の素晴らしさと愚かさです。
こんな短時間でここまで物資が集まるなんて、皆さんの行動力と気持ちに感謝です。
それと同時に、不要品の回収ではないのですよと言いたい人達がいるのもまた事実です。
誰も言わんから俺が言うけど。

素人の物資の募集やボランティアを否定する人達がいるのは、以上の様な事を含む様々な問題が起きているからだと思います。
その気持ちは理解出来ます。
反面、被災を免れた近隣の人間だからこそ、現地の不足物やリアルタイムで必要な物、痒い所に手が届く支援が出来るので行動すべきだとも思います。

だからこそ、皆がスムーズに快く動ける様に、被災の経験を無駄にせず上手く活かして次に繋げる事が大事だと感じました。

そして、まだまだ終わった訳じゃない現状、皆さんが出来る事は沢山あります。
忘れず意識するだけで現状は変わります。

これからも関わり続けて欲しいと願います。




現地からのリクエストが、まさかのスイカ。笑
なるほど、こんな時間がとても大切だと改めて思い知らされました。