凄まじかった、この一言に尽きるステージでした。
ジャズ大衆舎さんのご好意で実現した今回の『クリス・ピッツィオコスwith吉田達也』イベント。
BoomBoomBarで開催出来てとても嬉しく思います。

第一部前半はクリス・ピッツィオコス氏によるソロステージ

技術的な事は解りませんが、突き刺さる様なサックスの音の波。
開始一音目から延々と吹き続けるノンブレスの演奏が果てしなく長く続く。
循環呼吸であの音量と音色をキープしながらひたすらに吹き続ける姿に狂気すら感じました。

後半は吉田達也氏のソロステージ

これまた怒濤のドラムソロ。
パソコンと同期された音に狂い無く合わさるドラムに終始呆然と見惚れていました。
凄い、しか出て来ません。笑

第二部はクリス・ピッツィオコスwith吉田達也



こちらもパソコンと同期しての演奏でしたが、打ち込みにここまでリズムがズレないなんて笑うしかありません。
しかも途中、打ち込みの演奏が止まりその間二人での演奏が暫く続いたんですが、打ち込みの音が再び再開する瞬間に、二人の演奏が寸分の狂いも無くピタリと合わさるそのテンポキープ、化け物です。

一見無茶苦茶な様で完璧に計算された、高等技術に裏打ちされた破壊と構築。
どこまでが譜面通りでどこからがインプロなのか、その境が全く解らないし、まぁ解る必要もないんでしょうが、理解不能な程の技術の応酬に、会場の皆さんも完全に惹き付けられていました。

兎に角、凄まじかったの感想しか無かったこのライブ、貴重な体験をさせて頂きました！！

クリス・ピッツィオコスさん、吉田達也さん、主催のジャズ大衆舎さん、そして来て頂いた沢山のお客さん、ありがとうございました！！